体験記

体験記

天王台ふれあい夏祭りレポートより  2007

実は初めてお祭りに参加しました  Y.K

 「涙そうそう~花」の時に、私が歌っているとなりにいたおじさんは、先輩たちの曲を聴いてすごくやさしい笑顔になっていました…。私はその時の顔が忘れられません…。後ろにいたおばあさん方も「すごくイイ曲ね!」と話しており、私は自然と笑顔になりました。

 天王台ふれあい夏祭り、すごくいい祭りだと思いました。去年まではやっていることは知っていたけれど、1回も行ったことはありませんでした。今年初めて来て、演奏して、街の人たちの感想を聞いて、天王台に住んでいてよかった!そう思いました。

同じマンションの人たちとのふれあいはあるとしても、こんなにたくさんの人たちとふれあったことなんて一度もありませんでした。またやりたい!もう一度地域の人々のあの笑顔が見たい。来年が待ち切れません。来年はもっと吹けるようにして、もっとイイ天王台の地域の人々の笑顔が見たいです!



お客様に気持ちを届けようという心で歌おう お菊

 今日のコンサートは私の心を変えてくれた大きなものでした。直接お客様と触れ合えたような気がしました。商売ではないけれど「接客」ができたと思います。(笑)先生が 「みんなは、たくさんのお客様がお見えになるのが普通だと感じているだろうが…」とおっしゃった言葉、わかったような気がします。特に「本番でお客様がいらっしゃるのは当然なのだ」と感じてしまっていたのは私自身でもあったので。

 8月10日、1本の電話がかかってきて「平成あびこ音頭を歌わないか?」という話でした。私は「え…私?」と思いました。一応歌う人がいないならやりますと言いました。誘っていただいたのに悪いなと思い、そう答えました。その後、Sくんの歌がボツになったと聞いて、ここでこの曲がだめになったらお客様にも部員にも失礼だと思い、私が歌い手を引き受けました。正直追い込まれた感じでした。「平成あびこ音頭」と「涙そうそう~花」の歌詞を丸暗記しなければならないのです。記憶が全部ふっんとんで本番台無しになったら嫌だなぁ~と思って「やっぱ断念しようかな」「でもお客様とバックのバンドにも演奏してもらうんだから、失礼なことはしたくない」という心の間で揺れていました。

 でも「お菊しかできないんだから…」「お菊なら大丈夫!」など、たくさんの部員の私への応援が耳にたくさん入りました。嬉しかったです。恥ずかしいという気持ちをふっとばしてくれるような言葉でした。心強いバンドの伴奏で嬉しかったです。間違えないようにと表現を固くして歌うより、お客様に気持ちを届けようという心で歌おうb>、これが私の目標となりました。本番の表現はどうだったのかなあ~?と思うのですが、お客様がみんな笑顔でとってもとっても嬉しかったです。私の歌は下手でも表現だけはと思って歌っていました。お客様の笑顔に緊張がほぐされました。歌詞もまちがえず、思いっきり歌うことができ、お客様、バックの部員、先生に感謝です!

 終わってから私は自治会の防災会の方にお会いしたので、ごあいさつをすると、「我孫子中バンドの演奏を聴くために来て、終わったら帰る人がたくさんいる」と聞きました。正直びっくりです。私たちのために来て下さるなんて本当にうれしくて、先生がおっしゃった言葉の意味がよくわかりました。お客様がいるのが当然だなんて思わずに、努力していい音楽をつくってお客様に来てもらえるバンドになりたいです。