体験記

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部内クリスマスコンサートで学んだこと

掲示板 書き込み:TRUMPET少年(2年)2008/12/27

 12月のクリスマスの日にクリスマスコンサートがありました。

 このコンサートを通してたくさんの部員が大きな成長をとげました!!僕も、演奏して学び、部員の演奏を聞き学び、多くのことを学びました!!
 中でも、顧問の先生も大きな成長をとげたと言っていた、クラリネットアンサンブルは、とってもよかったです!!クラリネットアンサンブルが楽しそうに吹いていると、聴いてるこっちも体がむずむずするというか、とっても幸せで楽しくなりました!!
 彼女たちは、人とこの音楽の楽しさをお客さんと共有する事の大切さ。ここのフレーズのスケールがうまくいったから、ハイトーンが出たから成功とか、失敗とかじゃなくて、自分たちがいかに楽しんでそれをお客さんにそれを伝える事ができるか。彼女たちは、この大切さを学んだと思います。

 僕もこれと同じ様な事を学びました!!僕は、「トランペット吹きの子守歌」を吹きました。
 その曲のレッスンで先生に言われました。
「おまえは、この曲のなにを伝えたいんだ?おまえは、何も考えてない。自分の事しか考えてない。スラーで音が上がれないから演奏をとめるなんてただの自己中だ」
 といわれました。これを聞いたとき最初、まったく言葉の意味が理解できませんでした。受け止めたとき、あまりの言われようにショックでなにも考えられなかったです…。だけど、気持ちが落ち着いてよく考えてみました。

 まず、曲の1フレーズ1フレーズに物語をつけてみよう!!
と思い、この曲は子守歌だからこのフレーズでは赤ちゃんはぐっすり眠っているだろうなどいろいろ考えました。そして、お客さんにどこのフレーズをどのようにどういう気持ちを添えて表現して演奏するのか。
 よく考えた結果、僕は「赤ちゃんにお母さんが、子守歌を歌う温かさや柔らかさを伝えよう」と決めて練習をしました。そうすると、周りが見えてきて自分の事しか考えるのではなく伴奏者やお客さんの事を思い演奏するようになりました。

 そして、クリスマスコンサート本番。前奏が流れ、僕は目をつぶって今まで先生に言われた事を思い出しました。

「お前は、何を伝えたいんだ?」

 そこで僕は、自分が伝えたいものを楽譜に乗っている一音一音に自分が伝えたいものを乗せて演奏しました。演奏が終わったときには、なぜかうれしくてしょうがなかったです。

 今回の演奏で、自分の事しか考えるのではなくお客さんになにをつたえたいのかよく考えて、どういう物語にしたいのかよく考えて演奏することの大切さを学びました。ハイトーンが出ないから失敗。じゃなくて、いかにお客さんと自分が演奏する曲の素晴らしさを共有することができるか。

 今回のクリスマスコンサートでものすごく大事な事をまなびました。これから、このコンサートで学んだ事を今後の演奏で生かしていくので今後の我孫子中バンドの演奏を楽しみにしててください!!